２７年生きてきて一番聴いた曲　Mr.Children 『Another Story』

高校３年間で何時間聴いたかわからないミスチル。

ざっと計算して４２００時間。

通学にかかる３時間は必ず聴いていたし、学校でも時間があれば聴いていた。

当時はApple Musicなんてものはなくウォークマン、iPodが主流だった。

なのでCDを最寄りの文真堂でレンタルしてはプレイステーション３にコピーして

ウォークマンに移していた。今では考えられないほどに手間と時間がかかるし睡眠時間を削って作業していた。

もちろん当時のウォークマンは中に入っている曲しか聴けない。

なので同じ曲を何回もリピートして聴く回数が増える。当時使っていたものは壊れてしまったが中のデータはそのまま新しいウォークマンに移行してある。

なのでウォークマンを再生すればあの頃の記憶が蘇ってくる瞬間が多々ある。

ミスチル、クロマニヨンズ、BAWDIES、毛皮のマリーズ、ベースボールベアー、などなどをメッチャ聴いていた。

通っていた高校は立派な図書館があって暇があれば本を読みながら音楽を聴いていたのがいい思い出だ。クロマニヨンズのエイトビートを爆音で聴きながら読書していた笑

そんなウォークマンで再生した回数が一番多いのがミスチルの曲だ。

Another Storyはミスチルの曲の中でも群を抜いて思い出深い。

この曲を特に聴きこんでいた時期は高校２年。風呂場で毎日熱唱していた笑

この曲に出てくる男に自分を投影させていた。

ごめんねって言葉君は聞き飽きてるんじゃないかな

どんな風に言えば優しい君は戻ってくるかな？

彼女に申し訳のない気持ちがあり謝ってばっかいる男。

彼女の気持ちを取り戻そうと考える男の気持ち。

彼女との気持ちが離れていってしまう感覚。痛いほどよくわかる。

恋愛のいい部分ではなくリアルを歌っているのでとても染みる。

一本の恋愛映画のような曲。

君は笑ってた

無理はしないでよ

だけど笑ってた

ラスサビ前のこの歌詞。救われる。

彼女も彼のことをわかってくれていたのだ。

君と生きる毎日がなんだかんだ言って嬉しい

そう君の笑顔とともに

そう君に笑顔とともに

最後のこの歌詞に男の気持ち、言いたいことが全て詰まっている。

”君と生きる毎日がなんだかんだ言って嬉しい”

これ以上の一緒にいたい理由なんてないよなー。

この曲を桜井さんが歌うというところが大事で他の人ではこの曲の良さがここまで伸びないと思う。

この曲を桜井さんが歌うことによって僕の宝のような一曲になった。

HOME TOUR 2007 のライブでこの曲を歌っている。

この時のアコギを弾きながら歌う桜井さんがめちゃくちゃかっこいい！

この曲を聴きまくっていた頃と今とでは聴いた印象も変わるところもあり

年齢を重ねた今は、痛いほどリアルに曲が感じられる。

自分の経験や思いを乗せて聴ける曲なので５年後、１０年後聴くのが楽しみだ。

ねことロック