退屈な高校時代に人生1番の衝撃、ロックンロール体験
音楽なしでは退屈で1日たりとも過ごせる自信がない。
外出するときはイヤホンが必需品だし、家では常に何かしら聴いているかライブ映像を見ている。
出勤時にイヤホンを忘れた時のテンションはガク落ち・・朝の満員電車はとても耐えられない。
家ではレコードがかかっている時もあるし、CDの時もアイホンの時もある。
10年前では考えられないほど進化しているし、サブスクができたことにより
多様な音楽が気軽に聴けるようになったし、色々な音楽に出会えた。
でも高校時代のようにツタヤまで足を運んでジャケットやポップを見て良さそうなバンドを探すあの楽しさが減ってしまったことは残念。
たまにタワレコに行くととても楽しいし、新鮮な音楽体験ができる。
今まで生きてきて1番の音楽体験、ロックンロールにやられた瞬間というのは今でもはっきり覚えている。
2012年9月5日にZepp Tokyoで行われたLIVE BURGER SPECIAL
ザ・クロマニヨンズ THE BAWDIES ドレスコーズの3マン
当時高校生で授業終わりにチャリをかっ飛ばし、電車に飛び乗ってギリギリで会場に着いた。ライブハウスでライブを見るということが初めてで少し緊張。
衝撃的なロックンロール体験をしたのはクロマニヨンズを初めて見た瞬間。
クロマニヨンズ登場のアナウンスがされるとともに今まで感じたことのない、高揚感、
会場の熱気を感じた。ヒロトの姿を見た時、シルエットがかっこよすぎて一瞬で虜になった。身体中の毛穴が開くような感覚。マイク越しのヒロトの声を初めて聴いて震えた。
ひらきっぱなしが始まった時には我を忘れ踊り狂っていた。自分でも驚くほど勝手に体が動いていた。
自分と同じくクロマニヨンズが大好きな人たちがこんないるんだと嬉しくなり、幸せなライブだった。
この瞬間がロックンロールが好きになったきっかけ。
ドレスコーズとBAWDIESもロックンロールを愛するバンド。
ドレスコーズは結成して間もない状態だったので曲もよく知らなかった。
それでもあの4人の佇まい、不気味な雰囲気、セクシーさみたいなのはビシビシ感じた。毛皮のマリーズは大好きだったし生で見る志磨さんはロックスターそのものだった。
BAWDIESは楽しさ全開のロックンロールで熱いROYのシャウトに興奮しっぱなしだった。JIMがひたすら笑顔で楽しそうにギターを弾く姿がとても印象的で見ているこっちまで楽しくなってくるパワーがあった。
あっという間にライブは終わってしまったが、とんでもないものを知ってしまったドキドキワクワク感がずっと残っていた。帰り道は幸せな余韻に包まれていた。
この体験がのちの人生に多大なる影響を与え、人生を180度変えたといっても過言でない。
高校3年でロックンロールにやられた僕はクロマニヨンズの突撃ロックにある一節
『勉強よりも今 大切なもの』という歌詞に何かを感じ受験勉強そっちのけでロックに浸ったことにより人生がねじれ始めるのであった。